歯の健康を口腔環境から
改善する最新医療−
歯の健康を口腔環境から
改善する最新医療−
ヨーロッパで新しく誕生した予防医学で、すぐれた善玉菌を摂取することにより、体の中の菌のバランスを変え、体質を変えていく細菌療法のことをいいます。
世界63か国と地域の医療機関に導入されています。
もともとヒトの体に住んでいる善玉菌を摂取していただきますので、副作用などの体に害を与えることのない、体に優しい治療法です。
通常の歯科治療やメンテナンスに加えて、善玉菌(L.ロイテリ菌)を摂取していただくだけで、お口や体全体が健康になっていきます。
ヒトの母乳・口腔由来の乳酸菌です。
天然の抗菌物質を産生すると同時に、ヒト免疫システムの調整を行いながら、さまざまな疾患の予防・治療に働きかけます。
歯周病はお口の病気だと思っていませんでしたか?
日本人の成人の約80%が歯周病(歯肉炎or歯周炎)にかかっているといわれています。
歯周病は、心疾患・脳卒中・肺炎糖尿病・骨粗しょう症・低体重児等の全身疾患と深い関係があることが、ごく最近の研究で確認されました。
歯周病による微小炎症が慢性的に毛細血管を通して体に様々なダメージを与え、全身疾患のリスクを高めます。
歯周病はお口の中で休むことなく小さな炎症を起こし、血管を通じて全身に内毒素をまき散らし、体の様々な部位にダメージを蓄積していきます。
毎日の歯みがきや歯科医院でのケアに加えて原因菌への対策が必要です。
歯みがきや歯科医院での診療に加えて、歯周病の原因菌に作用する善玉菌ロイテリ菌を摂取することで、より良い口内環境を作ることができます。
1:毎日の歯みがき
食後の歯みがきは、歯垢のたまらない口内環境づくりの基本です。
2:歯科医院でのケア
定期的に口内を検査し、歯みがきでは取りきれない歯垢や歯石を除去しましょう。
3:原因菌への対策(バクテリアセラピー)
歯周病菌やむし歯菌の繁殖を抑制する善玉菌「ロイテリ菌」によって口内の菌質をコントロールしましょう。
歯周病はお口だけの問題ではありません。
身体じゅうの病気との関係性が確認されています。
歯周病は、身体の状態によっては、さらに別のリスクをもたらすことがあります。
手術時にきれいにした口内に歯周病菌が再繁殖し、自身の歯根や高価なインプラントに深刻なダメージを与えてしまう恐れがあります。
口腔内のケアを怠ると、高価なインプラントが台無しに!!
妊娠中の歯周病は低体重児早産の可能性を7倍以上に高め、また奇形児などのリスクを高める抗生物質を使いにくい状況にあるため妊娠前から口腔内のケアをしっかり行っておく必要があります。
妊娠中の歯周病は低体重児早産のリスクを7倍以上に!
アルコールの摂取よりも低体重児早産の危険性を高めます。
ロイテリ菌は全身の健康増進に役立つことが豊富な学術データで裏付けられた善玉乳酸菌です。
母乳由来の乳酸菌「ロイテリ菌」は、初乳とともに赤ちゃんの体内に入って生着。悪玉菌と戦い、他の善玉菌を増やし腸内細菌のバランスを健康的に整える特別なプロバイオティクス乳酸菌で、世界90の国と地域の医療機関で採用されています。
ノーベル生理学・医学賞審査本部が産学協同開発した、口内菌を管理する新しい方法です。
本町デンタルクリニックでは、バクテリアセラピーへ対応しております。
お気軽にご相談ください。
歯周病や虫歯が再発する。 |
便秘や下痢になりやすい。 |
アレルギーが治りにくい。 |
それは、「口内菌質」のせいかも知れません。
病原菌の大半は口から体内に侵入します。
口は、病気から体を守る最初の「関所」です。
唾液1mlあたり(耳かき一杯分程度)に、100万個〜1億個もの菌が定住しています。
菌は、どんな人の口の中にもあたりまえに住んでいるので、菌が住んでいること自体は何の問題もありません。
むしろ有益な菌が多く住んでいる口腔内では病原菌が増えにくくなり、病原菌に対する「関所」として大切な役割を担っているのです。
菌は大きくタイプ分けすると、体の為になる「善玉菌」、体に有害な「悪玉菌」、普段はどちらでもないのに体調が悪くなると有害になることもある「日和見菌」の3種類に分けることができます。
この3種類の菌のバランスが生活習慣や食習慣の乱れ、加齢等によって悪玉菌が多い状態になってしまうと、全身の様々な疾患を引き起こす原因となっていることが、最新の歯科研究で分かってきました。
バクテリアセラピーとは、医療と福祉の先進国スウェーデンの医療機関が中心となって開発した、口内菌のバランス管理をすることで、お口だけでなく全身の疾患の治療補完や予防につなげていく新しい予防医学です。
天然乳酸菌を使用するだけなので、性別世代に関係なく、健康な方も治療を受けている方も、どなたでも安心して取り組むことができる安心で安全な新技術です。
本当は怖い歯周病。
口内菌の管理で、全身疾患の予防を心がけましょう。
悪化して痛みなどを感じるようにならないと自覚症状が少なく、放置されがちな歯周病ですが、近年の医学研究により、これまで口の中だけの問題だと考えられていた歯周病が、全身のさまざまな疾患を引き起こす原因となっていることが分かってきました。
歯周病の原因菌がつくる病原菌毒素や歯周炎が発生することによる、炎症成分(炎症サイトカイン)などが血液を介して全身に回り、各機関の健全な働きを阻害することが原因だと分かっていているのです。
カロリンス力医科大学は、スウェーデンにある世界最大の総合医科大学。ノーベル生理学・医学賞の審査本部を務める世界最高峰の医療機関です。
バクテリアセラピーは、このカロリンスカ医科大学と国際バイオテクノロジー企業・バイオガイア社の共同研究が生んだ、新しい予防医療技術です。
口内菌を管理する、バイオテクノロジー。
健康な人の歯には1本あたり1億個の細菌が住んでいます。
バクテリアセラピーは天然乳酸菌の力で口内菌バランスを健康に保つ新しい方法です。
誰でもカンタンに。1回わずか100円で。
バクテリアセラピーは特別な乳酸菌を摂取するだけの簡単なセルフケアプログラム。
天然成分だけで作られているので、安心で安全。赤ちゃんや妊娠中の方でも簡単にスタートできます。
医療機関限定。当院スタッフにお尋ね下さい。
バクテリアセラピーに使用される、ヒト母乳由来のプロバイオティクスです。
歯周病菌を特別な乳酸菌を使って除菌するというコンセプトで、近年注目を集めています。
などの理由により、現在世界63以上の国と地域の医療機関がバクテリアセラピーに使用しています。
SRP実施の有無にかかわらず、バクテリアセラピーを実施することで歯周病菌が約90%以上除菌できることが確認されました。 | ||
引用元:Vivekananda MR, vandana KL, Effect of the probiotic Lactbacillus reuteri(Prodentis) in the management of periodontal disease. J Oral Microbiol 2010. In Press |
重度・中度の歯肉炎罹患者にバクテリアセラピーを実施。 開始後、14日目までに30%、28日で58%の重度・中度の歯肉炎患者が軽快・治癒するという結果が得られました。 |
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引用元:Krasse P et al. Swed-Dent J, 30:55-60(2006) |
悪玉菌には天敵を。
お薬ではなく乳酸菌で菌を制する体にやさしいテクノロジー。
歯周病菌をL.ロイテリ菌と一緒に培養すると、歯周病菌は増殖できず、やがて死滅していきます。
バクテリアセラピーは代表的な5種類の歯周病菌の増殖を阻止することで、歯周病の進行を食い止めます。
*5種類の歯周病菌
■ ポルフィロモナス・ジンジバリス
■ プレボテラ・インターメディア
■ アグレガチバクター・アクチノマイセテムコミタンス
■ フソバクテリウム・ヌクレアターム
■ プレボテラ・ニグレセンス
バクテリアセラピー実施で歯周病の度合いを図る各種指数が改善。
SRPとの併用で相乗効果が生まれます。
定番となっているこれまでの歯科治療にも、さらに良い効果が期待できます。
引用元:Vivekananda MR, vandana KL, Effect of the probiotic Lactbacillus reuteri(Prodentis) in the management of periodontal disease. J Oral Microbiol 2010. In Press
歯周病の一般的な歯科治療SRPとバクテリアセラピーを併用すると歯周ポケットの縮小効果が約3倍になることが確認されました。 | ||
引用元:Adapted from table 2 in: Effect of the probiotic Lactobacilli reuteri(Prodentis)in the management of periodontal disease: a preliminary randomized clinical trial. Vivekananda et al. J Oral Microbiol 2010,2:5344 - DOI:10.3402/jom.v2i0 5344 |
バクテリアセラピー実施で口臭スコアがゼロの患者が5倍以上に増加した。(臭気官能テスト) | ||
引用元:statistically significant different distribution compared with baseline (chi-square test, contingency coefficient) Keller MK et al., 2011 |
バクテリアセラピーを実施すると母乳の中の大切な免疫成分は増量され、アレルギー誘発成分が減少することがわかっています。
アトピー性皮膚炎の乳児50名に12ヶ月間バクテリアセラピーを実施したところ、12ヶ月間で湿疹面積が57%縮減された一方で、一般的な治療のグループは変化が見られませんでした。
また、最初の段階でバクテリアセラピー実施グループは、一般的な治療グループの約3倍ほどの湿疹面積がありました。
そしてバクテリアセラピーはアトピー性皮膚炎の発症率自体にも大きく関わっています。バクテリアセラピーを実施した乳児は、アトピー性皮膚炎の発症リスクが1/3に低減されました。
引用元:Botcher et al. Pediatr Allergy Immunol, 19:497-50 (2008) / Abrahamsson et al, 2007. J allergy Clin Immunology 119:1174-1180
バクテリアセラピーをピロリ菌感染性胃潰瘍発症の成人に実施したところ、30日後には60%の患者からピロリ菌が消滅しました。 胃酸抑制剤(PPI)との併用で相乗効果も期待されます。 これはL.ロイテリ菌唯一の特徴で、他のプロバイオティクスを投与したグループはピロリ菌が逆に増殖することもわかりました。 |
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引用元:Saggiro et al: DIg Liver Dis 37:S88 (2005) / Adapted from Ejehorn (2000) |
バクテリアセラピーを実施した患者の99%は、開始後8週目までに便通が正常化しました。 (週3回以上7回まで) | ||
引用元:Coccorullo et al. (2010) J Pediatrics 157:598-602. |
>バクテリアセラピーについて、もっと詳しくお知りになりたい方はこちら
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